Jab Tak Hai Jaan
ヒンディー映画「Jab Tak Hai Jaan」(2012)
邦題:命あるかぎり
配役:
Samar Anand少佐役:Shah Rukh Khan
Meera Thapar役:Katrina Kaif
Akira Rai役:Anushka Sharma
ルームメイトで親友Zain役:Sharib Hashmi
ネタバレしない程度のあらすじ:
ロンドンに出稼ぎに来たSamar(シャー・ルク・カーン)は、複数のバイトをかけもちしつつ、ミュージシャンとしても街角に立っていた。
Samarは富豪の令嬢でキャリアウーマンのMeera(カトリーナ・カイーフ)と出会い、Meeraには父が決めた婚約者がいたにもかかわらず愛し合うようになるが、ある日交通事故に遭ってしまう。
瀕死のSamarのためにMeeraが教会で神に立てた誓い『Samarの命を助けてください。そうすればこの恋は諦めます』が二人の前に立ちはだかり、Samarは九死に一生を得たものの傷心を抱えてインドへ帰り、陸軍の爆発物処理班に所属。
10年後には命知らずにも防護服なしで任務にあたることから、「死なない男」と呼ばれるようになる。
ディスカバリー・チャンネルの女性ディレクターであるAkira(アヌシュカ・シャルマ)は仲間と賭けをしたあげく、ラダック地方にあるパンゴン湖に飛び込むものの、湖水のあまりの冷たさに溺れそうになる。
偶然、任務でこの地に赴いていたSamarがAkiraを助け、Samarに恋するようになったAkiraがひょんなことからSamarの日記を盗み読んで10年前の出来事を知る。
Akiraは「死なない男」を取材しはじめ、番組が採用されることになるものの、上層部の意向によりSamarをロンドンに呼びよせる。そのロンドンでSamarはまたしても交通事故に遭って記憶喪失となり、記憶を呼び覚ますためにAkiraはMeeraに助けを求める。
さて10年振りに再会したMeeraと記憶喪失のSamarはどう反応したのであろうか? そしてAkiraの恋心はどうなるのか?
小僧的視点:
インドに住んでいたことのある同僚が「オススメ」だというので観てみた映画。
映画の特に前半部分はとーっても甘い。ロマンス映画を撮らせたら右に出るものはいないといわれるYash Chopra(ヤーシュ・チョプラ)監督の遺作だけあってアツアツ。
なんだが……とても寒い。
なにを言っているのかわからない場合は、せくしぃーなMeeraの衣装に鼻の下をのばしつつ、背景を通り過ぎる人達の服装を一緒に以下の動画で見てほしい。
ロケ地ロンドン。ロンドンといえば、一番暑いとされる6月でも半袖持っていって何度風邪引いたか……というくらい、いつでも雨が降っていていつでもなんだか寒いところなのだ。
ロケ地がインドだったらハダカみたいな格好で町中を走っていても、踊っていても、まわりがサリーで片肌脱いでる人達ばっかりだからあまり気にならない。
何月にロケしたのかは知らないが、「Katrina、その格好絶対寒いよね。どう考えても寒いよね」ばかりが気になって、アツアツの二人のいちゃいちゃに集中できないのである。
10年に2回も車に跳ねられちゃうのかぁ、爆弾処理のエキスパートなのに……このおっちょこちょいっぷりというか、無理無理な設定は笑ってやりすごせるおおらかさがあるのに、寒さだけは見逃せない(←相当のさむがり)。
人間とはかくも、わがままなものなのである。
2012年の公開当時、1965年生まれのShah Rukh Khanは47歳、Katrinaは29歳。Meeraの父の50回目のバースデーを祝うという場面があるので、二人は25歳くらいの 設定のはず。
25歳にしてはオッサンくさい若者だけど、それでも18歳の年の差は感じない。Shah Rukhの若作りっぷりには、ただただ感服する。
私は隠れ(←別に、隠れなくてもいいんだが)Anushkaファンなので、寒くて甘すぎるこの二人の話よりも、現代っ子AkiraがSamarに寄せる恋心の部分がせつなくて好きだ。
実をいうと私はこの映画で恋に落ちてしまった。相手はSamarでもMeeraでもなく、Akiraの飛び込んだあの湖。
2015年1月23日、「レー行きたい病」の発症である。
Leh (Ladakh ジャンムー・カシミール)
Pangon Lake (Ladakh)
Kashmir
Jiya Reという曲がカシミールで撮影されている。
これを見ているとカシミールへも素敵なところに見えて来る。
この映画が観られるサイト:
https://einthusan.tv/movie/watch/1342/?lang=hindi