イタリア
「積み残し」という言葉をきいたことがあるだろうか?まるで荷物の運搬のようではあるが、お客さんを置き去りにして出発してしまうことをギョーカイ用語でこう言うのである。 集合時間にお客さんが戻って来ないので相当捜したが、先の予定もあるし、何時間も…
パレスティナでも謎は解けないまま、私はイタリアのシシリー島へやってきていた。 モン・レアーレという街のドゥオーモに『キオストロ』なるノルマン・アラブ様式の回廊を見に行った時のことだ。1本1本違う模様のモザイクがほどこされた柱を眺めてそこを出…
ウィンドー・デコレーションはイタリアのお店の魂だ。たとえば1軒の洋服屋があったとしよう。その店で売られている洋服はすべて、その店のショーウィンドウに飾られていると言っても過言ではない。ためしに「これと違う色はありませんか?」ウィンドーの中…
当時私は香港に住んでいたので、日本から来る知り合いとイタリアで待ち合わせをして、サルデーニャ島へ向かった。サルデーニャ島では自称”魔法使い”のガイドに連れ回され、神秘の水?を汲んでみたり、木に耳をつけてどこからともわからない”声”をきいたり数…
添乗員はガイドではないという話の続き。 僕らが海外添乗に行く場合も、ガイドは”してはいけない”業務になる。 たとえばイタリア。 イタリアの大学で考古学、言語学、外国語文学、建築学など専門的に学んでいる人以外は、専門学校で800時間の講座を受けない…