我にかえった私はとにかく聞こえているラジオの音を止めたかった。電気系統の電源を切らなくては爆発、もしくは引火するかもしれないという気がしてきたのだ。言っておくが私は極端に電気や機械に弱い。通常ならばそんなことはまず考えないというのに、この…
確かに急いではいた。「10分ほど遅れます」相手に連絡もしていたし、命にかかわるほど急いでいたわけでもなかったのに、目の前を赤い一筋の光がすうっと通り、それをよけようとしたら駅前の道路ですっころんだのだ。私はおっちょこちょいだが、昔から運動神…
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