インド映画ロケ地巡り Bajrangi Bhaijaan
ヒンディー映画「Bajrangi Bhaijaan」(2006)
配役:
Salman Khan as Pawan Kumar Chaturvedi alias Bajrangi Bhaijaan
Harshaali Malhotra as Shahida alias Munni
Kareena Kapoor as Rasika
Nawazuddin Siddiqui as Chand Nawab
すっかり人任せなあらすじ:
日本に亡命した自称デリー皇帝の「Bajrangi Bhaijaan」参照
小僧的視点:
映画の半分はパキスタンが舞台なのだけれど、全ての撮影はインドで行われている。
パスポートもヴィザもなしに超えた国境のその先の砂漠の町、刑務所のシーンなどがマンダワで撮影されている。つまりパキスタンのどこぞの街として、シェカワティ地方のマンダワの町が生かされている。
映画自体はとてもハートウォーミングで楽しいのだけれど、個人的にSalman Khanがそれほどタイプではないのとハヴェリの類が出てこないので、積極的にロケ地捜しはしなかった。
なのに、街の人が
「Salman Khanの映画にエキストラで出た」
「Salman Khanがうちに来た」
「Salman Khanがここに泊まった」
「Salman Khanの撮影スタッフがうちに泊まった」
頼みもしないのにむやみやたらに教えてくれる。
「AnushukaとFawadはどこで色の粉を撒いてたのか教えろ」
「Sushantの振り付けが行われたとこに行きたい」
やいやい訊いても
「知らね~(パタナヒーン)」だの「マンダワじゃない」だの言われるのとはエラい違いなんである。
なので、ごく消極的に「へぇー、そうなの」と教えてもらったことを列挙するような具合である。
Mandawa Fort
Castle Mandawa、Mandawa Fort、Mandawa Palace
3つあるのかとばかり思っていたが、なんのことはない行ってみればこれら全部同じものであった。
Salman Khanがここに泊まったんだそうで、屋上でクリケットしていたのが目撃されている。
Hotel Radhika Haveli Mandawa
Bajrangi Bhaijaanのスタッフ達が泊まっていたのだそう。私が泊まったホテルだったのだが、朝食の時オーナーが写真アルバムを持って自慢しにきてくれた。
余談だがこのホテル、安宿だと思っていたのに中に入ったら
「おーっ」
といってしまうくらい装飾がキレイで、スタッフはお世辞ヌキにフレンドリー。
「自分の家だと思ってなんでもいってくれ。来る時はお客さんでも、帰る時には家族になって帰って欲しい」
とか言われて、やれなんじゃなかんじゃと世話をやいてくれて本当に家にいるような感じで心地よかった。
なのにオーナーは
「日本人、全然とまりにきてくれないんだよね……」
とぼやいていた。
バスタブ付きの部屋もあるのになんでなんだろう? とは思ったがインド人と私とドライバーで旅しているのに、バスタブ付の部屋をインド人にあてがってしまうあたり日本人慣れしていないのがバレバレ。どうやら日本人が来ないのは本当らしい。
お値段も手頃(朝食付シングル24USドルくらい)だし、朝食も言えば色々出してくれて美味しいのでオススメだ。
Jhunjhunwala Haveli
入口入ってすぐの中庭の右手にある「金の間」は金のあしらわれたフレスコ画で埋め尽くされている。
「金の間」の天井はこんな感じ。入場料は200ルピー、見る価値あり。
そして、部屋の中には
「Salman Khanがうちに来た」
このハヴェリのオーナーとの証拠写真が飾られているのである。
あぁもう、わかった、わかった。
お腹いっぱいだ。
トウモロコシいっぱいの荷台に乗っているあたりは、マンダワ~デリーの道すがらの風景。すぐに切り替わってカシミールの風景となる。設定はもちろんパキスタン領のカシミールだけれど、撮影はインド領のカシミールで行われている。