インド映画ロケ地巡り Rab Ne Bana Di Jodi
ヒンディー映画「Rab Ne Bana Di Jodi」(2008)
配役:
主演はShah Rukh KhanとAnushka Sharma、Taani役のAnushka Sharmaはこれがデビュー作。Shah Rukh KhanはSurinderとRajのひとり2役、といってもRajはSurinderがとっぽく化けているので同一人物である。
ネタバレしない程度のあらすじ:
あらすじその他は、これでインディアの「Rab Ne Bana Di Jodi」が詳しく、インド映画における「恋愛は結婚に勝てない」理論などもとても興味深い。
小僧的視点:
Anushkaのキレッキレのダンスシーンもさることながら、純粋なラブロマンスとして観ても、せつなさとロマンティックのバランスが絶妙だ。
Sahyadri Hills & Pimpalgaon Joga Dam (Pune in Maharashtra)
プーネで撮られたトラックのシーン、お寺へのお詣りのシーンもとても印象深く脳裏にやきついて離れない。
Golden Temple(Amritsar in Punjab)
本当の名前はSri Harmandir Sahibなのだが、Darbar Sahibという名前でも知られているが、外国人にとっては黄金寺院の方がピンと来るだろう。
パンジャーブ州アムリトサルにある、シーク教の総本山であるグルドワーラー(シーク教のお寺の意味)だ。
中に入るには履き物を預け、女性も男性も被り物をする。持っていれば女性はスカーフでいいし、男性は大きめのハンカチ、バンダナのようなものをお掃除の時の三角巾の要領で頭に巻く。女性も持っていなければ、このバンダナを借りられる。
映画ではShah Rukh Khanもまわりの人も白い三角巾だが、実際に貸し出し用に置いてあるのは黄色とかが多く、チェックや水玉などもある。
というか、正統シーク教の男性はターバンが多いのでその場合は何も要らない。
ガンジス川、プシュカル、ブッダガヤ、サルナート……いわゆる「聖地」と言われるところはインドでもあちこちお邪魔したが、ここほど「氣」の良いところは今までなかった。
『ただ、ここに居たい』
黄金寺院は、そういう気持ちになれる場所だった。
インドの空港にはあらかじめ行き先への代金を前払いし、領収書を持ってタクシーに乗る「プリペイドタクシー」というシステムがある。やれチップがどうの、荷物は一個につきいくら増しだの、さっきは400ルピーっていったけど800ルピー払わないと降ろさないとか……そういう面倒くさいことが起こらないで大変便利なのだ。
アムリトサルの空港にもこのシステムがあるので利用しようとしたら、その窓口の人が
「黄金寺院行きの無料巡礼バスがあるからそれに乗れば? 」とかいうのである。ハナから商売っけゼロなのであるが、すべてが万事この調子でお参りすればお菓子のお振る舞いがあり、お寺の中をぶらぶらしていると「ランガル」という無料の食事提供があったりして至れり尽くせりだ。