インド映画ロケ地巡り　Jodhaa Akbar

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ヒンディー映画「Jodhaa Akbar」（2014）

配役：

Hrithik Roshan as Jalaluddin Muhammad Akbar
Aishwarya Rai as Rajkumari Jodhaa Bai

すっかり人任せなあらすじ：

これでインディアの「Jodhaa Akbar」参照

小僧的視点：

ムガール帝国のアクバル帝と奥さんのジョーダを描いた超長編歴史恋愛映画が「Jodhaa Akbar」だ。

ムガール帝国がらみの北インドへ行くのであれば、とりあえずこの映画を観ておくと史実に沿ってはいないとしても、妄想が広がってものすごく旅と観光が楽しくなるのでオススメである。
主演のHrithik Roshan とAishwarya Raiという美男、美女を観ているだけで、歴史の苦手な私の頭でもすうっとなじめるという不思議な映画だ。

ロケ地

Roopangarh Palace　/　Roopangarh Fort　（Kishangarh）

ラジャスタンにあるキシャンガー（Kishangarh）という町にアジメール空港が出来たときいた。もし、インド滞在中に空港が開いたらRoopangarh Palaceというロケ地をついでに見て来ようと思ったのだが……結局開港せず。
今度、空港が出来たら行くとして、とりあえず拾った動画を観て我慢しておこうと思う。

映画の冒頭にあらわれる砦、各国の王様と状況について相談するシーンがここで撮影されている。

ロケ地

Phool Mahal Palace (Kishangarh)

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湖の中に建つJodhaaのBardari（住まい）として。上記KishangarhにあるRoopangarh Fortの奥、Gundolaw湖に面している。

ロケ地

Amber Fort (Jaipur)

アクバル帝には4人のお妃が居たのだが、うちたった1人だけがラジプート族で繰り返し出て来るクリシュナ信仰からもわかるようにヒンドゥー教であり、モスリムではなかった。

ラージプート族カチワーハー家の王国（アンベール王国）の首都だったのが、アンベール。1592年にもともと城砦があった所にラージャ・マーン・シングが大規模な築城をしはじめた。
アクバルとジョーダーが結婚した1562年時点では城砦があったにすぎないはずだが、映画ではここジャイプールにあるアンベール城がジョーダの「実家」として使われている。

ラージプートとはインドの正統的な戦士集団たるクシャトリヤの子孫であることを意味し、ジョーダも子供の頃から剣の心得があったのだろう。キレイキレイなだけではなく、兄との練習で培った剣の力量を示すこんなカッコイイ場面がアンベール城で繰り広げられている。

なんちゃってロケ地

Hazrat Khwaja Moinuddin Chishti Dargah Sharif (Ajmer)

えーっと、一度しか言いませんからよく聞いて下さいね！
前置きしてからでしか言えない「ハズラット・フワージャ・ムイーヌディーン・チシュティー・ダルガー・シャリーフ」というイスラム神秘主義スーフィー系のモスクはアジメールにある。
あまりにも長すぎて地元の人も言えないため、みんな「ダルガー」と呼んでいる。（←なんだよ！）
モスクに入る時、女性は髪を隠せと言われるけれど男性は別にお咎めなしのことが多い。ここは男性も頭に何か載っけなければいけないようで、イスラム帽子を持っていない観光客男性は大きな白ハンカチ買ってを三角巾風に巻いてた。

世継ぎの男の子が生まれず悩んでいたアクバル帝は、占い師のすすめにしたがってファテープル・シークリに遷都。その甲斐あってジョーダが長男・サリーム（後のジャハーンギール）を産んだのだが、その息子の誕生をうけてアグラから素足でアジメールのこのモスクへお参りをしたと言われている。
映画でこのモスクが出てきたのは、もっと前の段階。モスリムのアクバル帝にとっては異教徒であるラジプート族（ヒンズー教徒）から、ジョーダを妃に迎えるかどうかを神に問う……というシーンだった。